有限の中に無限を見るというのは、やりくりだけでは見えないもので、物の価値を自分で知る事が大切。

値段だけではなく本当の価値を生活の日常に見る事が大切。

やりくりの中で二人は良くパスタやうどん、そうめんを食べているが、特にパスタは安く保存ができる。

あんなかちんこちんになるにはヨーロッパの人はどんな製法をしているのかを久司さんは興味を持ち値段ではない深い叡智をそこに見る。

それが普段の生活に潤いと感謝を生んでいるんだよ。

素麺作りの孫として育った久司さんは毎年小豆島に帰った。

天気により仕込みを変え、天気により干す時間を変え、天気が出来を決める世界を
子供の時から知っている。

今は工場で乾燥させるのが主流だが小豆島は今も天日干しにこだわる。
全然風味が違うからなんだよ。

物の価値はね、どれだけの人がそのものに関わっているか想像する想像力なんだよ。

良く二人で旅をしていた時高速に長い長いトンネルがあったね。
どれだけの人がそのトンネルを作るのに関わって何日かかったか。

人はね、そのものが作られるまでの無限ともいえる時間を、どう価値としてみるかが
有限の世界の中にある無限の価値、無限の時間なんだよ。

だから高速代は久司さんにとって本当に価値のあるもので少しでも払えた事を喜んでいる。

それがね、人が持つ想像力、無限の力なんだよ。

宇宙の神様から